船底トートの試作から丸手紐まで・秋の大輪華

一昨年前の悲惨な多摩川の花火大会でしたが、その後、10月の開催に変更され、気候が良い中、先日行われた多摩川花火大会の様子です・・・

今年一番のお気に入り、まるで宇宙空間を思わせる花火です。
自宅マンションからの観覧・・・
前方のマンションの屋上で花火観覧している人に降り注ぐかのような火の粉が圧巻です。
誰もが好む定番の黄金の大輪華・・・綺麗ですね~

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ようやく秋らしくなり10月の教室も物つくりの秋へと突入しておりますが、教室は、夏のように暑い気合いに包まれています。

既に研究コースに入っているHiさん、前回の作品では船底のトートバッグに挑戦し、本番前に試作を作りました。

本番は手縫いでまとめていきますが、試作では手順やサイズ感を見るために、ミシンで型だししていきます。

船底のカシメ止、カシメの足の長さや間隔を決めていきます。

オリジナルのバッグより一回り小さくして、使いやすいようにと試作しました。この後気合いを入れなおし本番に移ります。
本番で使うイタリア「La perla Azzurra」のベジタブルタンニンレザー、男性に人気の迷彩レザーを1枚購入し、余すことなく大胆に使用していきます。

今回は、トートバッグの持ち手である、丸手作成の手順を投稿します

まずは、丸手本体と根革部分の裏革の型入れ裁断から・・・持ち手には、コンビで使用するブラウンのレザー、同じくAzzurraのオイルがたっぷり入った皺加工のレザーを使います。
手紐芯は10㎜の回転紐、紐先のボンドを塗り、根革部分に自然なあたりが出るように斜めにカットしておきます。

回転紐を入れる前に2つ折りに仮貼りして縫い穴を開けておきます
回転紐を貼り、裏革を貼る部分を糊付けしておきます。

根革部分の裏革は表より大きく、塵を付けて貼り込み、後に表に合わせカットします。
縫い代部分だけ糊を付け、先に開けておいた縫い穴を拾い合わせして貼り込みます。

縫い穴を拾って縫い合わせていきます。
10㎜ほど付けておいた縫い代を3~4㎜ほど残しカットしたら、コバ処理して丸手紐の完成!

丸手部分の縫い穴を先に開けて置くといった2度手間のところがありますが。手順を覚えると簡単綺麗に仕上がる方法ですので、いつかトライしてみてください。