船底トートのボディ組み立て

日本列島を襲った台風19号、大変な災害をもたらし1週間が過ぎましたが、まだまだ多くの方が平常の生活には程遠い苦労を強いられています。被災された皆様ならびに、ご関係の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、皆様の安全と一日も早い復興を心より お祈りいたします。

私のところは、多摩川の氾濫した城南エリアに近い場所にありましたが、被災は免れました。このあたりでもメディアによって放映された被災箇所が記憶に残りますが、知人宅の床上浸水の被害も目のあたりにして、痛感した次第です。

こむぎの散歩は欠かせないので多摩川方面には来るのですが、こむぎの大好きな多摩川の河川敷はまだ泥まみれで散歩どころではありません。しばらくは堤防の上での我慢です・・・

また、台風20号・21号の雨の影響が懸念されていますが、皆様どうぞ気を緩めることなく備えと対策を心得て、お気をつけてお過ごしください。

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前回の投稿からだいぶ日が過ぎてしまいましたが、船底トートの続きの投稿です。

ボディの裁断を終えた様子、胴版は普通、前胴と背胴を別々に型入れして裁断しますが、横一か所の剥ぎ合わせ、1枚取りのとても贅沢な型入れです。
持ちて帯革の取り付け縫い穴開けし縫い付けていきます。

胴横の継ぎ合わせ部分、このバッグで一番の見せ場になるところかも・・・
はぎ合わせと飾りステッチで片方6本縫います。
12か所、同じ縫い作業、縫い糸を全部準備しておきます。

内ポケットを縫い付ける作業、パターンに付けた穴位置をうつし穴をあけます。

裏地なし、内ポケットを直接胴に縫い付け、口元カシメ止め・・・
口元の見返しにガイドを貼り糊付けしておきます。
船底部分を胴に次ぎ合わせて縫い付けます。貼り合わせのガイドでマスキングテープを使います。

Tマチ状に作った底部分をつまみ上げて船先部を作りカシメ止め穴を開けます。
カシメは普通の真鍮12ミリほどの足長を使用、打ち具は使わずハンマーで頭をつぶしてます。

これで胴部分の出来上がりです、後は先に作っておいた持ち手を取り付けて完成ですが、 持ち手の取り付け工程と、出来上がりは、次回にします ね・・・