レザーソムリエ 検定

先月の話になってしまいますが、レザーソムリエの検定の為の皮革講習に参加してきました。

レザーソムリエとは、皮革業界としてレザーの正しい知識を持ってレザー製品を楽しむための資格の事ですが、2017年に 「日本皮革産業連合会」と「日本皮類卸売事業協同組合」という民間の機関が実施する資格検定です。

仕事で革製品を扱う方には販売の現場で知識を身に付けてもらうということが一番の目的なようですが、皮革に携わる我々としてもレザー全体に関する幅広い知識を身に付けておくということは、レザーのスペシャリストとして必要なことと思わずにはいられませんよね。

  講習会の内容としては、革の知識からお手入れ方法まで、皮革の関する基礎知識を業界のプロの方が解説してくれるものでした。

ソムリエ検定に向けての講習会なので、今回の皮革講習と、この資料は無料です。
もちろんこの講習会の参加だけでもオッケー
講習会の様子、定員は120名ほど、ほぼ満席状態でした。 写真はHPより

講習の内容は資料に沿った座学と実習の2部構成でおおよそ2時間半、前半では皮革についての基礎知識を画像を見ながらの説明で、後半では実際の革に触れての革の特徴を説明した行くという実習でした。

牛革の鞣し、タンニン鞣しとクロム鞣しの違いやカーフ、キップやステアといった革の種類、染料や顔料といった染色方法の違いなどを目に触れ手にとったり・・
革の仕上げ方法については、鞣した後に施されるシュリンクや型押し、ガラスやエナメル、ヌバックスエード、ベロア、バックスキンといった起毛素材の革の表情や、風合いの違いなどを解説
ヒツジ(羊)やヤギ(山羊)の革について、牛革とは全く違う風合いを熱弁・・・羊(シープスキン)、子羊(ラムスキン) ・ 山羊(ゴートスキン)、子山羊(キッドスキン)
一般的なレザーとは違う鹿革とホースレザーとコードバンについて・・・
エキゾチックレザー(爬虫類)の種類取り扱い方について、錦蛇(ダイヤモンドパイソン)・鰐(クロコダイル、アリゲーター、カイマン等)・トカゲ(リザード)・ダチョウ(オーストリッチ)・サメ(シャークスキン)等
蛇やリザードは1枚単価、クロコダイルは㎝単位の長さ売りなどの違いなどの話には、みな興味を示していましたね。

講習会は終わってしまいましたが、本年度のレザーソムリエの検定については、テキストがありそれに基づいての試験になりますので、興味がある方、検定を受けてみたい方は、今月からの検定の募集が始まりますのでHPの方からテキスト購入してみてください。

レザーソムリエの道

教室でも、昨年度の検定初級に 合格されてる会員さんもいますが、自分でいくらでも勉強することもできますので、必ず必要というわけではないと思いますが、レザーソムリエ資格を持っていても損ではないと思います。

11月10日(日曜日)の試験日ですが、教室日の振替え変更をお願いして、私も挑戦してみたいと思います。