’19 8月教室 通しマチ巾着・美風清風

いつもの等々力渓谷の朝散歩・・・この暑さにはかなわなかったようで、楽しみにしている湧き水の用水路での水浴び解禁です。ちょうどこむぎの体がすっぽりと入り、水をせき止める状態になり、それが楽しいようです。

先日の連投になりますが、等々力不動尊の昨日の扁額下の書です。

「美風清風」・‥観るだけで涼しくなりますね。

・ ・ ・ ・

久しぶりの会員さんの作品の投稿になりますが、今までにありそうでなかった巾着のバッグです。

浴衣でのレザーメイキングのYsさん、とっても着慣れた様子・・・周りを涼しくしてくれる光景です。この日は、パターン作成で終わり、次週の革裁断と・・・

太めの持ち手と巾着の絞り紐がイメージで作りもメインイベントです。持ち手は15ミリの回転紐で、絞り紐は8ミリほどの普通では太すぎるぐらい、手芸用の綿の柔らかい紐を使い、また、糊も縫い代のところだけで、紐と革が動くようにして柔らかさを出しています。

通しマチ外まとめの課題・・・口元を身返しにして、そこに紐を通す作り、身返しの下から胴とマチを外まとめで縫い合わせるつくりですね。

紐の縒りのあたりが出るほどの柔らかなソフトシュリンク・・・プワプワとしたシープスキンにも似た素材でデザインととてもあっています。

絞り紐の先止は1枚の革を半分に折っただけで、抜けないように赤のポイントカラーで環貫(かんぬき)止をしています。裏生地は付けづ、紐通しの身返しを縫うときに一緒にポケットを縫い付けています。

8つ穴の紐通し巾着より、作りは簡単ですが、素材選びが重要になってくるデザインです。シンプルでとても軽い、ちょっとお出かけ用の巾着の出来上がりです。お疲れさまでした。