’18 11月教室Ⅰ 「BION-TOKYO」

11月に入りようやく冬を感じる今日この頃ですが、

今週あたり北海道に初雪の予報も、

ダウンコートを引っ張り出す人も多いのでは・・・

 

 

先月の末の事ですが、母親の様子を見に田舎に帰省してきました。

預けている施設からの帰り道、薩摩川内にある新田神社で健康祈願に立ち寄り、

昔を懐かしむゆっくりとした時間を・・・

  

 

街は様変わりしたけど、生まれ育った可愛山稜の杜、ここだけはちっとも変わっていない・・・

東京に住んでいると余計に凄みを感じてしまう。

静かにたたずむ新田神社、親に連れられ参拝に来たのはもう半世紀前のことだと思うと、

歳を感じてしまいます。

惜しくも正面の大鳥居の向こう11キロ先には川内原発が再稼働していますが、

故郷は美しいままずっと残ってほしいものです。

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Kmさんの手掛けるコルク素材を使ったバッグ、素材が革よりも弱いため、品質強化を勉強に来ています。

マチなしのバッグはさほど問題はないのですが、底マチを付けるのに、手縫いによる船底仕様にしました。

口元ファスナー部分のミシン縫いと、裏生地裁断の様子です。

  

ファスナー口の両サイドをつまみ、持ち手受けの丸カンを通した根革を付け、

同素材で作った紐を三つ編みして、持ち手を付けてます。

 

一本手底マチバッグの完成です。

コルクには、樹脂を縫ってあり思ったよりも強い素材に開発してあります。

紙のような骨ばって折れる感じはなくしなやかな感じが伝わってくると思いますが、

作りの部分では、かなり気を使っています。

  

コルク素材は、ヨーロッパから仕入れて「BION-TOKYO」というブランドで小物やバッグを作っています。

Kmさんのお腹には第一子を授かっていて、このバッグ画完成するまで頑張りました。

現在は、無事にご出産されて、りっぱなお母さんに・・・

物作りに奮闘するお母さんの様子をお腹の中でしっかり感じ取ったことだと思いますが、

末は、お母さんに負けない職人になるのではと期待しています。