初めての丸手・・・

台風14号の為に10日土曜の教室は大事をとって休みにしました。本当に今のご時世、想定外が多すぎ何が起こるかわからない時代になってしまいましたが、結果的には列島から外れ、大きな被害もなくひとまず安心しましたが、伊豆諸島への雨の被害がないこととまた、新しい台風となって戻ってこないことを祈ります。

金曜と土曜の朝は雨散歩・・・雨は嫌いじゃないけど、どうもカッパのシャカシャカとほっ被りが気になるらしく、テンションが上がりません。トイレを済ませると早めに家に戻りたくなるらしいこの頃です。私も雨の日の長い散歩は嫌ですからちょっと助かるアイテムになってます。ごめんね・・・

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このところバッグに丸手を付けたい会員さんが増えてきました。今回は、根革と一体になった丸手に挑戦したHiさんの「船底トート」で以前に投稿したものですが、丸手部分の様子を投稿します、これから作りたい方の予習になればいいですね。

丸手本体と根革部の裏を裁断・・・
芯となる回転紐、先を斜めにカットします

丸手芯としては、一般的に「回転紐」というものを使いますが、6㎜、8㎜、10㎜、太い1本手用の持ち手で使う15㎜のサイズのものがあります。

出来上がりの持ち手の太さをイメージして、その太さより2㎜ほど細い回転紐を選び、その紐に使う革を巻き付けてサイズを取っていきます。

回転紐を入れる前に紐の太さに合わせて縫い代をきめ、仮貼りして縫い穴を先に開けるところ。
縫い穴をあけた後、回転紐を中心に貼って
根革部の裏革を張り合わせます。
先に開けておいた穴を合わせて張り合わせ
根革部のねん入れ・・・
胴に縫い付ける部分以外、丸手になる部分を縫い合わせます。1㎝ほど付けておいた縫い代のチリは縫った後に根革部のラインに合わせ切り落とします。
トワルで作った時の写真ですが、根革のラインとチリを落とした境目をなだらかに手漉きし、きれいなYの字ができるように…
縫い代のチリ切り落とした後、コバ処理して出来上がりです。

比較的、根革一体になった丸手のつくりが一番作りやすいと思いますが、根革部の大きさやラインがデザインポイントとなります。トートバッグの持ち手に使われることが多く一番目立つ部分になりますのでばかにはできません。

他にも丸手のつくりはありますが、このつくりから始めてみたらよいと思います。