ヴィトン・エピ【サンジャックのリメイク】

明日から2月、本当にやることが沢山です。

この時期は、確定申告もあり領収書の整理に追われている方も

多いのでは・・・

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世の中、断捨離流行りなのでしょうか、処分しきれない

バッグのリメイクの問い合わせが、本当に多くなってきました。

合間をぬっての作業になるのですべてを請けられませんが、

出来るだけ、思いを形にしてあげたいと思っています。

今回はヴィトンのエピのリメイク、外ではほとんど見ることが無くなった

サンジャックです。

エピ、サンジャックのリメイク before

型入れが出来る範囲内では、現行のデザインに置き換えリメイクをしています。

リメイク解体 ヴィトンリメイク

デザインが決まり、今回も全解体です。

エピのシリーズは、裏に、芯を貼り込んであり、あのしっかり加減を出しています。

重たくもあるんですが・・・

とりあえず使う部分は、全部剥がします。

リメイク型入れ リメイク裁断

パターンを取ったら型入れです。

解体パーツは全部で3枚、本当に取れるか心配になってきましたが、

そこは、なんとかなるの精神で・・・

本当なら、胴と見付け(見返し)は繋がっていて1枚でとりたいところですが、

元のバッグの持ち手の縫い穴が・・・

マチも1枚ではとれづ3分割でないと取れません・・・

といった感じで、型入れに一番気を使います。

ヴィトンリメイク ヴィトンリメイク

とれなかった底と持ち手はヌメ革を使用しました。

胴と見付け(見返し)の継ぎと、マチの3分割仕様の出来上がりです。

部分漉き 部分漉き

ちょっと、隠れたテクニックを一つ・・・

みつけ(見返し)の裏に付ける隠しマグネットを貼り付ける部分を、磁力を強くするために

底の部分だけ薄く部分漉きをします。

漉きたい大きさ、暑さの分の厚紙や革を、銀面に貼り、漉き定規に通すと、ご覧のとおり・・・

ヴィトンリメイク内装 ヴィトンリメイク ヴィトンリメイク

オリジナルの内装生地を使い、新たな内装をつくり、出来上がった表の本体のみつけ(見返し)に

縫い付けて内側に落とし、上サイドとマチの口元を縫ったら完成です。

ヴィトンリメイク

型押しのネームも右下に入れることが出来ました。

ヴィトンリメイク ヴィトンリメイク after

サイズは小さいですが、エピシリーズのマルリーMM風のリメイクが出来上がりました。

ご主人に買ってもらったバッグ・・・処分せずにリメイクが出来ました。

又、新しい装いで一緒にお出掛けが出来たらいいですね・・・。