ラウンドファスナーの眼鏡ケース

先日の地震が東日本大震災の余震ということでまだまだ10年は余震が続くのではという話ですが、ちょうど10年前の大震災の津波を伴う大きな被害が来ないことを祈るばかりです。

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今回は、ラウンドファスナー課題でNgさんの作成した眼鏡ケースの投稿です。ちょうど物つくりのテクニックが身についてきた頃、楽しい課題になるようです。

革裁断後、先にケースに眼鏡を固定するホルダーの準備です。内装で使用するピッグスエード革を巻いての高級感出しです・・・ブルーとレッドの同時2つを作っていきました。

本体の作成、胴とファスナーの付いたラウンドのマチを作り、ここからラウンドケースの本題となるマチを張り付ける工程です。

内装になるピッグスエードをボンテックス芯に返したものにラウンドになるマチを取り付けていきます。よくあるラウンド財布のようにマチがファスナーだけのものはファスナーを直接貼り付けていきます。
直線部分を張り付けた後に、角を目打ちを使って返していきます。

片方の胴を貼り付けたら縫い合わせ、同様に片方の胴を取り付け作業をします。縫い合わせやすいようにマチを取り付ける前に胴と内装を仮に貼り合わせ、縫い穴をあけておきます。それをはがしてからマチの貼り付けになり、再度、縫い穴を合わせて胴を貼り付けます。

ケースの中で眼鏡が遊ばないように、先に作っていたホルダーを取り付け、ファスナーの引手になるタッセルを作っての完成です。

イタリアンレザーのConceria800を使ったとてもカラフルな色遊びをしたラウンドファスナーの眼鏡ケースですね・・・2つ同時につくる作業はとても大変です。お揃いのプレゼント用にはネームを入れて、頑張って作り上げました。

お疲れさまでした。