******蜜蝋ケース・その2
トワルにて、サイズ等を確認した後、本番に移ります。
教室用の見本は、チョコのコードバンとアニリンキップの角シボレザーで作りました。
胴を繋ぐ両サイド部分は『すくい縫い』、丸底を繋ぐ部分は『駒合わせ縫い』です。
会員さんたちは、この2種類の縫い方をトワルにて練習しています。
それぞれの、合わせるピッチと縫い穴の数を確認したら、菱目打ちを使って浅く穴を開けておきます。
最初に、『すくい縫い』にて胴を、円柱に繋ぎます。
・・・『すくい縫い』は、革の表から入り革の断面、真ん中あたりに糸を通すので裏からは、糸が見えない縫い方です。
底の革を貼り合わせて『駒合わせ縫い』をします。
駒合わせ縫いは約90度に貼り合わせた革を斜めに縫いあわせていく縫い方で、これも内側から縫い糸は見えません。
・・・底の縫い穴と胴の縫い穴を菱錐であけながら縫っていきますが、今回は、初めに斜めに穴をあけておきます。
胴と底を縫い合わせたところです。
ここまで問題なく出来たら、完成したも同然、・・・あとは今まで何度もやってきたサドルステッチ縫いでまとめていくだけです。
蓋の取り付け・・・小さい外蓋を胴に取り付けて、大きい方の内蓋を外蓋に縫い付けます。
続きは次回に・・・。