イタリアからアルチザンがやって来た・・・。
新宿伊勢丹本館のGUCCI,
「アルチザンコーナー」にて、本場イタリアの伝統と技術の披露です。
1Fのザ ステージでは、顧客よりオーダーされた
財布とバッグの制作デモンストレーションをやっていました。
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商品を購入のお客様にネーム入れのサービスも行われていたので
ちょっと拝見・・・。
電気熱の半田ごての先にアルファベットの刻印を組み込める、
特別に作られたハンド刻印機を使って
先ずは、革を使って刻印テスト確認し本番へ。
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GUCCIの定番バンブーシリーズのハンドバッグ作りが始まりました。
蓋を止めるバンブーのひねり金具作りから取り付けへ・・・
ひねり金具のネジ止め裏座です!
金具をひねる時に胴版がよじれないよう、横に大きく伸びた
帯鉄金具を使っていますね、流石です・・・。
金具が付いたら貼り合わせです、
通しマチに捨てマチと言ってアコーデオンのような2㎝ほどの帯が付けてあり、
その部分に胴版を貼り合わせて、次の工程ですね。
バッグのアルチザンは女性ばかり、GUCCIエンボス入りの革のエプロンが
とてもカッコイイ。
道具にもちょっと手を加えてありこだわりを感じます。
まず、口元を縫い、左右の糸処理ですが、ここにも見せ場が・・・
糸処理は、安物のように火止めの処理はしません、
使っている糸は天然糸、
芯の間に2㎝日殿残糸を引き込み綺麗にボンド止めしています。
胴の縫いまとめが始まりましたが、このバッグは、ブルーとグレーの
コンビネーション、胴の下部にグレーの額縁革が付いています。
なんと! 縫いながらの糸色替えをしています。
ミシン針からブルーの糸を抜き、グレーの糸に付け替えです。
付け替えた後は同じ穴から縫い始めますが、見れたのは
ここの胴版を縫ったところまで・・・
残念ながら糸処理が見れなかったのですが、
ブルーの糸とグレーの糸を結び革の中に引き込み処理すると思います。
ここにも、ミシン縫いの意気込みが見て撮れて、
アルチザンの技と伝統を感じたひと時でした。
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パース作成の写真が少し残っているので、次回に投稿しますね。
イベントは3月10日までやっていますのでお時間の取れる方は、
是非覗きに行かれたらいかかでしょうか・・・。