8つ穴の巾着・トリヨンレザー

       「残暑見舞い申し上げます。」

速いもので、8月も1週が過ぎましたが、

昨日8月7日は暦の上では立秋、お盆はまだこれからなんですよね・・・

暑い夏はまだつづきそうですが、十分に気を付けて乗り切っていきましょう。

写真は、白浜海岸の波打ち際で遊ぶこむぎです。少しの涼を感じてもらったら幸いです。

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今回の投稿は、Sさんの1作、底マチの外まとめの巾着バッグです。

底のつくり方がメインの投稿になりましたが、

胴部分は前胴と背胴にそれぞれ持ち手を取り付けたら両サイド、つき合わせにし、

15ミリほどの革帯を表裏で継ぎ合わせします。

胴を筒状にしてから、底付けへと移ります。

胴の内側から底と同じ型の芯を、貼り代幅10㎜で貼り合わせます。「内底芯」貼り
内底芯を貼ったら底革を張り、穴あけに移ります。
外まとめをした底マチコバはフェニーチェというイタリアの顔料ニスです
巾着紐の先にタッセルをループ掛けで取り付けました。
丸手に短めのショルダーを取り付けて完成・・・

トリヨンというHermèsで使用している革、かなり厚手でしっかりした革です。

女性による手裁断はとてもきついですが、出来上がりの風合いはとてもいいですね。

一般的にはヒダが6つできる12穴ですが、クロスに出る4ひだの8つ穴巾着です。

持ち手にツイリーを巻いて完成…お疲れさまでした。