’18 10月教室・Ⅲ

10月の教室も昨日で終わり、

今年もあと2か月を残すところとなりました。

本格的に秋深しといった季節ですが、

気温差の激しい状況も、気を緩めませんね・・・

 

はなみづきの葉もだいぶ枯れ落ち、赤い実だけを残す時期になってきましたね。

夏の暑い時期には最高に良い等々力渓谷、

朝散歩のこむぎのお気に入りのコースも、冬景色へと変わりつつあるようです。

・ ・ ・

  

Kさんの底マチバッグの作成の様子です。

底マチ仕様は底の形を決め、その形に胴を取り付ける、とても簡単な仕様です。

大体は、底と胴は中縫いになり、ひっくり返すやり方で、世の中には形の違う多くの底マチのバグが

出回っております。

 

小判底の筒状型のデザイン、一本手の付いたセミショルダーのバッグです。

底と胴の間には、玉縁を入れていますが、ショルダーだけではとてもシンプルすぎるので、

ショルダーの止部分に美錠のような根革を取り付け、ワンポイントで主張させています。

 

美錠型の根革にショルダーを差し込み、調整機能を付けたギボシ止めです。

内装は、口元一周見付の革の付いた袋を落とし、バインダ-仕上げでまとめてあります。

手もみのナチュラルレザーとデザインが良く合っていますね。

お疲れさまでした。

 

  

Tmさんの横マチ課題の様子、なじめてのバッグ作り、

かぶせにつくベルトの尾錠の革巻作りです。

 

グレージングで艶のあるタンニン鞣しの革をメインに、ベルトなど小さなパーツはチョコヌメを使って・・・

(グレージングとは、薬品などを使わない、摩擦により表面に艶を出すことです)

ロングショルダー仕様で、娘さん用にお父さん、頑張って作りました。

毎日忙しいお父さんからの初めての手作りのバッグ、

思ってもいなかったことが現実になって大喜びだったことと思います。

お疲れさまでした。