青と赤のコントラスト…通しマチ

月とこむぎ  2022.11.

立冬も過ぎたころ、少し暖かな日が続ぎ月食の天体ショーも綺麗に観測ができました。

11月も中旬になり天気が崩れたと思うと冬将軍の到来となりそうですね・・・

11月6日には、レザーソムリエprofessionaru(中級)の試験があり、無事に終えたものの、

問題の難しさに、喜んでいる場合ではない状態で結果発表までは、落ち着いてられないです。

会員さんも数名挑戦されていますが、無事に合格でありますように祈っています。

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今回は、Tjさんのラウンドの通しマチで天ファスナーのショルダーの投稿です。

デザイン、原寸図面を終え、パターン作成の様子です。ラウンドの通しマチは全部繋がっていようがなかろうが、胴型から取り始め、胴の縫い代に合わせマチの長さを取っていきます。
革の裁断を終え、組み立てに移り、胴とマチの面をそれぞれ作っていきます。写真は背胴につくポケットを取り付けてる様子です。
胴が出来たらマチのデザインを合わせて確認です。
マチに入るステッチの穴あけの様子、マスキングに合わせて・・
胴とマチそれぞれに裏地を付けてからのまとめです。ピッグスエードの裏地、何色にするか検討後の購入です。(中村貿易にて)
ショルダーバランスを決めて、ショルダーの作成に入ります。
ファスナーの付く天マチの裏にスエードの裏地を付け、ファスナーと一緒に縫い付けます。
ヨコマチ続きの底マチにショルダーを取り付けたらスエード裏地を付け、つなぎ合わせます。
通しマチと胴を中表で取り付け
前胴側、背胴側と片方ずつ(5㎜~5.5㎜)で縫い合わせます。
縫い代に革のバインダーを巻いて
ゆっくり返して、後は型出しして終了です。

イタリアの「conceria800」コンチェリアオットチェントのベジタブルタンニン、

キャビア型押しのレザーです。

細目のマチで小ぶりのショルダーバッグが、大人っぽくて素敵ですね。

以前につくった作品ですがまだまだ沢山残っているので、一つ一つ投稿していきますね。

お疲れさまでした。