滑らかな角あて・・・

ようやく冬らしくなってきた今日この頃です、先日の天気がいい日に少しだけ足を延ばし、成城三丁目緑地まで散歩に行ってきました。そんなに大きな緑地ではないですが、自然がきちんと残ったいいところです。

枯葉の絨毯が大好きなこむぎです。

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今回は、二児の子を育てながら、頑張って教室に通っているAkさんのつまみ課題の投稿です。

裁断後、最初にやる角あての取り付けです。
つまみ裏に革を貼り、つまみを閉じて縫い穴を・・・
口元の長さに合わせてファスナーを作ります。両サイドについているメタルの務歯を、食い切りを使って切り落とします。なかなか慣れないと難しい作業です。
ファスナーで前後を繋いだら間につける玉縁を張り付ける作業です。
玉縁を付けたところ
玉縁を前胴と背胴の間に挟み、6ミリ幅で縫い合わせます。

教室での角あてのつまみは。基本すくい縫いで縫い合わせしますが、バッグとしての容量が大きいため、つまみ部分の裏に2㎝幅の裏あて革を貼って普通のサドルステッチで縫い止めてあります。

バッグの角のラインが丸く 滑らかな角あて になるように貼り付けてあります。
内装を準備します。
内装はミシンで・・・
内装を落とす前に表の革に穴をあけておきファスナーと一緒に穴を拾いながら縫い付けます。
持ち手を付けて・・・

錠前用のキークロシェット…小さなパーツですが、手を抜かずきちんと作っています。

少し固めなシュリンクレザーを使った、天ファスナーのマチ無しつまみのセミショルダーの完成です。

時間はかかりましたが、自身の考えるバッグが出来たようで喜びもひとしおな様子・・・子供の手が離れてからは遅いと、今のうちからバッグつくりを学び、革職人を目指し、頑張っています。まだまだ先は長いですが、一つ一つ自分のものしていけるようお手伝いしていきますね。

お疲れさまでした。