レザーソムリエ・Professionai(中級)皮革講座

2月9日の日曜日、浅草の台頭区民会館にて、レザーソムリエ(中級)の皮革講座に参加してきました。昨年の初級試験から間もなく、中級試験のための講座とは言え、1時限~6時限、9:30~18:00の長丁場、とても興味深く緊張した1日でした。

講座内容と実習内容を少しですが、投稿します。

レザーソムリエProfessional(中級)の公式テキスト

講座内容

1~3時限目は、日本皮革の歴史や鞣し~染色・乾燥と仕上げ工程/仕上材~加工方法・SDGsと皮革、動物の種類による解説~丸革などの座学 (SDGs:持続可能な開発目標)

4時限目  実習、エキゾチックレザーについて

5時限目 実習、ケア

6時限目 実習、利き革テスト 

会場の様子
講師による革のばたふりの様子
タンニン鞣しとクロム鞣しの分類 の見本

加工方法や仕上げなどの皮革見本を会場に展示してあり 最後に行われる利き革テストの為に実際に触ったりして参考にします。

原料皮の分類など

実習順番では最後になりますが、利き革テストでは、カーフやステア、ピッグスキンといった原料皮による分類が14種類と、タンニン・クロムといった鞣しやヌバック・スエードといった仕上げによる分類の11種類あり、今回の講座のメインイベントと言ってもいいくらい参加者を緊張させたものでした。

エキゾチックレザーの実習、代表格のワニ革の種類のクロコダイルやアリゲータやカイマン、蛇革の種類等
最近ではかなり制限されたというエレファントやアザラシ、鳥類で唯一のオーストリッチ、魚類ではシャークスキン、スティングレー等、一般の革屋山ではあまり見かけない希少な革です。
左からアザラシ、オーストリッチ、シャークスキン

レザーケアの実習では、染料と顔料仕上げのケアの違いを学びます。

タンニン鞣しやクロム鞣し、合成のタンニン鞣し剤のサンプル・・・革を乾燥させるときに引っ張るための道具のトグル、革の端の穴はこのトグルの後です。

皮革のグレージング仕上に使う、メノウ石とガラス棒・・・前後に動く振り子のような機械の先に取り付け、革の表面を擦り艶を出します。

長い時間でもあっという間に終了した講座でしたが、教室の会員さんも数名Professionalを目指して頑張ってました。試験は来年の1月ごろの予定ですが、今回の講座を受けなくても、ソムリエ初級の合格者と3年以上の皮革業界に携わった方は、試験を受けられるということです。、また、試験は受けないとしてもテキストは購入が出来るので、知識向上の勉強するということでもいいと思います。

私としては、今の年で物覚えに不安もちとありますが”(-“”-)”、足を突っ込んだ以上最後まで頑張ってみようと思います。