エルメス 手しごと・Ⅱ

前回のエルメス手しごとの続きです。

バッグの作成デモンストレーション、気になったところを少しですが投稿しますが、

コメントはあくまでも私の見解です、事実とは違う部分もあるかと思いますので

あしからづ・・・

  

デモのバッグは、

「HERMES・コンスタンス ミニ」という

職人さん真後ろ左側にある、H金具が特徴のショルダーバッグです。

会場に入った時には半分ほど作成が終わっていましたが、

何やら長い棒のようなものをこすっている職人さん、

ロングのショルダーのこばを仕上げている様子です、

ショルダーの幅より少し浅い溝が掘ってあり、そこにショルダーを挟み込み

コバの処理がスムーズにできる道具です。

サンドペーパーをかけ、顔料をつける工程までこの棒を使います。

教室では木台の隅に乗せて、コバ処理をしてますが、

同じものを多く作る場合には、とっても楽で便利な小道具ですね。

出来上がったマチ付きの前胴のパーツもあります。

  

ショルダーを取り付ける前に、背胴と一体になったかぶせ蓋部分の作成、

H金具のつく部分に補強芯を貼っています。

次に、蓋にショルダーが通るコの字型の立管という金具を取り付けですが、

裏側にも蓋のカーブに合わせた帯鉄という金属盤をいれ、立管をネジ止めしている様子です。

  

更に、金属の芯などをカバーする不織布でしょう、あたり止めを兼ねた芯を全体に入れてる様子です。

貼る調整ができるようエマルジョン系(サイビノール等)のボンドを使用していますが、

四方1㎝幅程度のボンドを塗り、貼り合わせしています、糊やコバの顔料なども同様の筆を使っています。

顔料を塗った筆を何気に入れてあるボトル、色んな道具たちが、あっちこっちに

ナイフや包丁の切れ味を良くする、青砥板もあります・・・

 

 

背胴蓋と裏革の貼り付けですが、裏革は四方大きくチリをつけた状態ですね。

蓋の形状を裏革に写し描き、ボンドをある程度の遊びをつけた距離感で塗り

背胴側から貼り合わせていきます。

その後蓋部分は、アールをつけての貼り合わせですね。

ここは職人のい腕の見せ所、熟練でないと歪んでしまうんですね・・・

ここの貼り合わせ方次第で、見た目の美しさや、

バッグの使い勝手が決まるといっても過言ではありません。

・・・

すみません・・・眠くなってきたので今日のところは、この辺で

続きは後日投稿しますね、おやすみなさい。