●11月教室・Ⅰ

バングラディッシュレザー

バングラディッシュメイドのレザー・・・

バングラディッシュでは古くから、コブウシと言われる、背中に大きなこぶのある牛の飼育が盛んで

その牛の皮に目を付けたイタリアのタンナーが合成のタンニンなめしで生産を始めたと

言われています。

1枚革のキップレザーで200デシ前後、厚みは1.5㎜ほどで、軽いのが特徴です。

一昔は、バングラディッシュと聞くだけで、あまり印象は良くなかったレザーですが、

技術も企画も向上し、ヨーロッパや日本でも多く使われています。

ハイレベルなタンナーの高価なレザーとは比べ物になりませんが、

小物から、大き目のバッグにと、何かと使えるレザーです。

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教室風景

11月の教室も始まっています。

このクラスは、4名のメンズクラス・・・

Picの会員さんは皆3年以上で、自分で革を漉き、ミシン縫いもやっています。

頑張ってますよ~!

 

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Hiさん、トートバッグの胴のまとめ、この課題で一番根気が必要な所です。

両サイドを縫うものは、左右のどっちから縫った方が良いか、後々縫い安さを考えて決めます。

Kjさんは、通帳ケースの中仕切り部分、3つの中仕切りが出来たら、アコーディオンにして縫いまとめに入ります。

 

DSC08990 DSC09197 ファスナー引手

Hyさんのトートバッグの持ち手作りとボディへの取り付けです。

持ち手の上に革をのせ、挟み込む仕様ですね・・・。

小さなDカンに通した革は、ファスナーの引手、

ラウンドファスナーケース用の引手を作っているKmさんです。

ラウンドファスナーケース DSC09316

そのKmさん、出来上がりのラウンドファスナーケースです。

乾いた濃チョコのヌメ革・・・裁断の後にたっぷりオイルを塗り込み、オイルヌメにしてからの作成でした。

なじむまで時間がかかりましたが、雰囲気が出たようですね・・・。

内装は片方だけにポケットと、シンプルに仕上げました。

お疲れ様でした。