バングラディッシュメイドのレザー・・・
バングラディッシュでは古くから、コブウシと言われる、背中に大きなこぶのある牛の飼育が盛んで
その牛の皮に目を付けたイタリアのタンナーが合成のタンニンなめしで生産を始めたと
言われています。
1枚革のキップレザーで200デシ前後、厚みは1.5㎜ほどで、軽いのが特徴です。
一昔は、バングラディッシュと聞くだけで、あまり印象は良くなかったレザーですが、
技術も企画も向上し、ヨーロッパや日本でも多く使われています。
ハイレベルなタンナーの高価なレザーとは比べ物になりませんが、
小物から、大き目のバッグにと、何かと使えるレザーです。
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11月の教室も始まっています。
このクラスは、4名のメンズクラス・・・
Picの会員さんは皆3年以上で、自分で革を漉き、ミシン縫いもやっています。
頑張ってますよ~!
Hiさん、トートバッグの胴のまとめ、この課題で一番根気が必要な所です。
両サイドを縫うものは、左右のどっちから縫った方が良いか、後々縫い安さを考えて決めます。
Kjさんは、通帳ケースの中仕切り部分、3つの中仕切りが出来たら、アコーディオンにして縫いまとめに入ります。
Hyさんのトートバッグの持ち手作りとボディへの取り付けです。
持ち手の上に革をのせ、挟み込む仕様ですね・・・。
小さなDカンに通した革は、ファスナーの引手、
ラウンドファスナーケース用の引手を作っているKmさんです。
そのKmさん、出来上がりのラウンドファスナーケースです。
乾いた濃チョコのヌメ革・・・裁断の後にたっぷりオイルを塗り込み、オイルヌメにしてからの作成でした。
なじむまで時間がかかりましたが、雰囲気が出たようですね・・・。
内装は片方だけにポケットと、シンプルに仕上げました。
お疲れ様でした。