*持ち手根革交換

持ち手の根革交換です。

『根革』とは、バッグ本体と持ち手を繋ぐ革パーツ部分のことを言います。

持ち手と根革の繋ぎにはDカンや丸カン、美錠等の金具が使われ、

バッグの機能とデザイン性の両面を兼ね添えた部分です。

又、品質の良し悪しを左右する重要な箇所でもあります。

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1本手には2か所、2本手の場合は4か所あるのが普通で、

物作りがわかってくればくるほど気を使う部分です・・・。

根革交換「ばらし」

駄目になった根革を取り外し、同様な革を使い作り変えます。

ここでは、ヌメ革の根革なので色目だけに注意すれば素材には苦労しません。

根革縫い付け

新しい根革に、元々縫い付けてあった針穴と同じ様に針穴をあけ、

かぶせ本体側の針穴に合わせ根革を貼り合わせます。

ここが一番気を使う部分ですね・・・。

後は針穴を拾いながら今回は手縫いで縫いました。

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何も考えず貼り付けてミシンでそのまま縫ってしまうと、かぶせ本体側の針穴が沢山開いてしまい

PVC等は切り取り線と同じように切れてしまう再不良が起こる場合があります。

革の色合わせははじめに行いますが、オイルを塗り込んで再調整します。

かぶせの貼り合わせ

根革を取り換えるのに開けたかぶせを貼り合わせます。

ここでも、表と、裏側のミシン穴を合わせ、一つ一つ穴を拾いながら縫い合わせての完成です。

ただの修理とい言うより再生と言う修理職人もいらっしゃいますが、

もとと同じようにするといった意味では、そうかもしれません・・・。