ルイヴィトン タイガモスコバ ブリーフケースを預かりリメイクしました。
鞄の角等の良く擦れる部分の革が擦り切れたり色落ちしたりしたところの補修です。
●カブセ蓋先角部分
擦り切れた所を整え塗装する準備をし、下地カラーを塗ります。
その後、下地と同じカラーの樹脂で凹凸柄の盛り付けをしその上に濃色カラーの柄つけをしました。
以下は、同手順にて別箇所を補修した写真です。
●カブセ蓋横部分
角の部分が目立ってましたが、フラットな部分の傷も同じ手順で補修しています。
アルドワーズと言うカラーだそうですが、色出しが難しい!
塗った後、乾くと色が変わってしまうので、考えて色出ししなければいけません・・・。
専門の修理屋ではこのタイプのリメイクは行わないそうです。
同様の顔料塗装なので、使用していくと同じように擦れて来ることを了承のうえ行いました。
鞄の使い方が同じなので擦れるところも同じですね。上から塗装してある顔料は、
どんなに良い革でも擦り落ちてしまいます。浸透しの染料なら擦れても目立たないのですが・・・。
皮革バッグを購入の際は、鞣し意外に染料の方法も聞いてみると
また違った使い方ができるかもしれませんね。