’18 4月教室・Ⅱ

このところ、寒くなったり暑くなったりで

調子が狂っちゃいますね・・・

 

ことしも藤の花のき季節になりました。

昨年はなんだか、花が少なかったような気がしますが、

気候が良いせいか、そこらじゅうの花が、元気な顔を見せています。

通勤路のマンション、緑化計画の一環かベランダにこびりつくかのように

茂っている藤の木に目を奪われるこの頃です。

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Nmさんの外まとめトートバッグです。

カイマン(ワニ)の型押しのレザーと茶ヌメのコンビです。

型押しだけが目立たないよう、同じ革を使いチャームの飾りをつけています。

  

丸手のハンドルと角あての革をコンビにして、全体が締まるようなデザイン、

トートバッグは作りなれているので、あおり式の内装を勉強にと頑張りました。

「あおり」式とは、内装を3層に分けるタイプで、大事なものは中央のファスナーポケットにしまい、

すぐ取り出したいものや、書類、雑誌などを前後の口の空いたポケットに使える、

とても便利な仕様です。

外装より内装に時間がかかることもありますが、とても使い勝手のよい人気のあるバッグですね。

 

  

Miさんの外まとめ通しまちの課題制作、

「差しメッシュ」を使った作品にしたいと挑戦・・・作成の様子です。

革に約45度の切込みを入れ、そこに切込み幅と同じくらいの革ひもを通していき、

編んだように見せるメッシュです。

ボッテガベネッタのメッシュがオリジナルで良くまねたものが売られていますが、

そう簡単に出来るものでもありません。

  

これは、かぶせ蓋を止める隠しマグネットを革にくるんでいる様子です。

出来るだけ金具を見せたくない作りで、隠しマグネットを取り付ける方法です。

伸びない革は、少し濡らしマグネットを下に置き、丸く抜いた厚紙でかぶせるように

革を伸ばし、凹凸をつけ、再度ボンドを付けて、マグネット入れ直します。

 

バングラヌメを使った外まとめ通しマチのバッグが出来上がりました。

かぶせ蓋の先に半分だけ入れた差しメッシュがデザインポイントになっています。

持ち手は、ショートとロングの2Wayです。

  

内装は、通しマチ部と前のポケット以外は同色のピッグスエードの総貼りです。

2Wayのショルダーは、ショートが各館を使った固定で、ロングのショルダーを使うときは、

ナスカンでの取りつけて使用します。

なかなかバランスの取れた差しメッシュのデザイン、

お疲れさまでした。