チェーンウオレットと同時進行のリメイク、
before
リュックのリメイク投稿です。
パーツ裁断が終わった後、前胴、背胴、通しマチの3部位を作っての組み立てです。
まづは、前胴につくポケットから作り始め
胴の下はヌメ革の切り替え、その切り替え部にポケットの胴下を挟み、
ポケットマチはコの字(上三方)で上乗せ縫いです。
次に背胴部分、型入れにて1枚では、取れなかったので、3つに分けての組み合わせ、
背胴の下も、前胴と同じヌメ革での切り替え、
リュックの持ち手とショルダーも、もともとついていた、ショルダーテープを使って・・・
背胴の上部の切り替え部分に持ち手とショルダ-を挟みヌメ革帯で縫い止めします。
ボストンの持ち手のついていた、革のステッチ穴とカシメ穴部の補正、
残ったステッチ穴を拾ってステッチを入れ、カシメは、ヴィトンオリジナルカシメの再利用です。
このリュックを作るのに一番気を使い、難しいところ・・・
もう自己満の世界です。
背胴の3枚の切り替え部には、中に、4㎜厚の圧縮スポンジを入れて、背中あたりを良くしました。
after
チェーンウオレットとリュックリメイクの出来上がりです。
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今回の依頼者は、所沢のドームを拠点とする球団の野球選手です
本人が、直接持ち込み、出来上がりも遠いところ取りに来てもらいました。
リメイク前のボストンバッグは、重たくて使わずじまいだったのを、
練習や、遠征に気軽に持っていけるようリュックにリメイクをと・・・
同時に愛妻用のチェーンウオレットの依頼でした。
出来上がりの予定より遅れたものの、本当に驚いた顔をして喜んでもらい、
とても気持ちよく接していただきました。
真っ黒に日焼けしてた力強い体に良く似合いますね。
益々のご活躍を、応援しています。
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自分で言うのもなんですが、
職人みょうりに尽きる、とても嬉しいひと時でした・・・ありがとうございました。