イタリアン タンニンレザー・Ⅱ

先日、イタリアンレザー、テンペスティの紹介しましたが、

その時の展示会にて購入した革が届きました。

キャプチャ2

テンペスティレザー

イタリアらしい鮮やかな色です。

もちろんナチュラルをメインに16色展開ある「ELBAMATT」

エルバマットと言うテンペスティを代表とする、レザーです。

植物タンニンなめしの特徴が最大限に現れている革で、

最高級である*ベンズの中央部分を使用し、

厚さは約1.8mm、1枚平均約100デシです。

なめし工程の中で「加脂工程」と言われる脂を加える工程が樽の中で行われますが、

TEMPESTI社では、「加脂工程」で加える脂の量は他社の1,5~2倍ほど

(原皮に対して約20%くらい)の量を加えて、じっくりと原皮に染み込ませていきます。

使い込んでいくほど、革に染み込んだ脂がじわじわと出て、

年数と共に艶が増し、しっくりと馴染むような柔らかさをもつ革です。

(ELBAMATTの独自製法は、約30年前に業界初の特許を取得しています。)

*ベンズ「BEND」

・・・皮革の背中から~お尻の部分・・・

革の中で一番繊維の密度が高く良質です。

強度や耐久性にも強くすぐれた部位で、歪み伸びにも強いので負荷の

かかる部分や大きい面での強さを求めるパーツには理想です。