季節も冬の色を見せ始め、冷たい雨が降る中、
2018年度の教室も本日で終了しました。
12月に入り、気を引き締めて、とりかかろうと思っているうちに
あっという間に終わってしまいましたが、
皆さんも、思い残すことはなかったでしょうか・・・
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お知らせになりますが、
会員さんで「Lam」ブランドを展開しているNmさん、
来春、1月9日より横浜高島屋で開催される【冬の現代職人たち展】に出展されます。
これまでも、何度も色々な開催に出展されてきましたが、
今回は、日本全国からの工房の参加の中、日本の伝統工芸の大島紬を取り扱うバッグ職人
として初出展されます。(右下、グリーンマーカーで線を引いてあります)
大島紬と革とを上手に融合させた小物やバッグたち、決して民芸調にはならず、気楽にそして
身近に持てる大島紬・・・をコンセプトに商品を展開しています。
決して、生地物のバッグの延長ではなく、レザーバッグ、袋物の技を十分に使い、
一部に大島紬を使って個性を出した作品です。(商品写真は前回出展作品です。)
レザーや、バッグ中心の展示会ではありませんが、ご自分の物つくりや作品の
スパイスを探したり、また、色々な日本の職人の技を目にする良い機会だと思います。
2019年 1月9日(水)~14日(月祝)・横浜高島屋8階 催会場
正月休み開けになりますが、是非足をは運んでみて下さいね。
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こちらも伝統工芸の域に入ってもおかしくはありませんが・・・
樹脂を含侵させたウッドシートを使って物つくりしているYgさんの作品
次の課題、通しマチ仕様に捨てマチの方法を生かしてのショルダー作成です。
ウッドシートの裏にレザーを貼り厚みを付けてあります。
かぶせ蓋のアール、曲がる部分はキャタピラのように細くはぎ合わせ、細かく曲がるようにしました。
通しマチの革にウッドシートを縫い付け、
胴と縫い付けるところは革の部分で、捨てマチのように内側に逃がしています。
ウッドとシープレザーのコンビネーションのショルダーバッグが完成しました。
写真では、捨てマチのように見えますが、作りは通しマチ、
胴と縫い付けるところはウッドを抜いた両サイドの革の部分で、捨てマチのように1センチほど内側に逃がしています。
このバッグもどこか伝統工芸にも似たところはありますね。
革と比較すると硬いところはありますが、割れる心配はありません。
セミショルダーと木目がとても感性豊かで、目立ちたがり屋にはもってこいのバッグですね。
色んな所で、難所にぶち当たりましたが、思ったように完成したようです。
お疲れさまでした。