もう12月も半分を過ぎましたが、
平成最後の年の瀬、物つくりの締めに頑張ってやって来る会員さんたち、
ここにきて、5回目、6回目、7回目、それぞれの年の瀬を迎える
方もいますが、本当にこの仕事をやって良かったと思う時期でもあります。
もちろん、初めての会員さんから4年目の会員さんも・・・
同じように、皆さんの物つくりのお手伝いができることを幸せに思います。
12月、既に終了したクラスもあり、早いもので
「良いお年を・・・」とちょっと早い挨拶を交わしていました。
その前にクリスマスがやってきますが、教室もそれとなく飾らなければ、
花屋にあったクリスマス飾りをまねて、今年はスワッグを作ってみました。
束ねるだけと思っていましたが、バランスがとても難しいですね、
何だか、正月飾りみたいになってしまいましたが・・・
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Fdさんイタリアン、ベジタブルタンニン鞣しのスタンプクロコを使った、通しマチトートバッグの返し仕様のパート2です。
外装が出来上がり、返した時の付いた皺をアイロンを使って伸ばし取りますが蒸気は禁物です。
皺を取り、綺麗にしたところで、口元に芯を貼りしっかりさせていきます。
底にもボンテックスのしっかりした芯を落とし、内装を落とす前にスポンジを貼ります。
スポンジは、糊は使わづ口もとだけで細い両面テープで固定するだけです。
内装のピッグスエードの裁断と、額縁付きのファスナーポケットのつくりの様子です。
内装の口もとにつく帯革をみつけと言いますが、そこに芯を貼ったりしてさらに形を作ります。
また、バッグのなかをのぞき見した時に革が付いていると高級に見えたりします。
リパリという、ベジタブルタンニン鞣しのイタリアンクロコスタンプ、
とっても良く出来ています。
バッグのゾッキ(オールレザーで作ること)で使うに贅沢な高級レザーです。
手縫いとミシン縫いを使い分けて、丸手二本手の中縫いの通しマチの完成です。
ビッグタッセルを付いてクロコの硬いイメージを柔らかくしてありますね。
底に一度革を縫い付け、底鋲を付けてあります。
あおり式の2層に分けた内装でマチの中央で仕切りファスナーが付いたポケット仕様になっています。
良く作られる丸手のトートバッグですが、マチ幅が広く使いやすいデザインですね。
お疲れさまでした。