’18 10月教室 Ⅰ

たて続きの台風が過ぎ去った後、

真夏にような暑さもあり夏が戻ったかのようで、

ちょっとうれしい気がしましたが、

暑かったり寒かったりと、体調がおかしくなる

今日この頃です。

風もはやり始めていますが、皆様もどうぞ体調管理に

勤しんでくださいね・・・。

 

 

先月の末の事ですが、自由が丘の工房に足を運ぶ途中にある、

ディギナーギャラリーワークショップというギャラリーにて

「にんぎょうらしい」展での出会いがありました。

人形(なんか作ってる)と人形(のつもり)・・・の

二つの意味をこめた作品だそうです。

 

アッチコッチバッジという、バッジ作家さんの手作り、藍染めの

物体に、独特な表情を与えて人形らしい作品に仕上げてあります。

久しぶりに2度見するぐらい引きずり込まれてしまいました。

お気に入りをみつけるのがとっても難しいくらい、皆不思議で

愛嬌のあるにんぎょうたちです。

高橋彩子「SAEKO TAKAHASI」さんが作る世界・・・

自由が丘の展示会は、終わってしまいましたが、

気になる方は、検索してみてください。

・ ・ ・

 

 

今回は、一風変わった、箱型のシュルダーバッグの投稿です。

天然のウッドのシート素材を主体に物つくりしているYgさんの作品です。

課題とは別に研究作品として作成したもの、まさに箱バッグです。

蜜蝋ケースの駒合わせ縫いや、すくい縫いと違って、もっと楽にできる仕様です。

1枚1枚切りそろえたパーツに厚みを出すために革床を貼り、それを

別(黒い革)の素材に貼り、縫い付け、繋ぎ合わせて形にしたものです。

  

蓋の部分は、隠しマグネットを埋め込み閉じるように、

本体がゆがまないよう、サイドのササマチと言われる三角のマチにもウッドシートを貼っています。

ショルダーは、市販の革巻のロープ紐を使って、四角い平面との差別を図り

サイドのマチに丸い穴を空け、差し込んで手縫い止めしてあります。

色んな所を何度も作り直して、理想どうりに完成したバッグです。

 

このウッドシートを使ったバッグの量産も手掛けていて、

これからもっともっと、範囲を広げていきたいと頑張っています。