The New School for Design
将来、デザイナーを目指す若者達が集まるニューヨークのPARSONS美術大学、
そこを、来春卒業の為の課題の卒業制作をやりに日本にやってきた、
10月の初めにここの扉をたたき今年中に作り上げたいと・・・・
台湾からの留学生のKさん、作りたいものは頭の中にある・・・
パーソンズに通うぐらいだから、それなりの感性はあったと思う。
まずは原寸図面から始まり、そこから日々の苦労と奮闘がはじまった。
ウエディングケーキみたいな大中小と3段重なったショルダーバッグ、
ところが、正円では満足しない、フリーハンドよりもゆがんだ円での構成だ・・・
おまけに3つのマチにファスナーが付き、天が狭くて底が幅広い、マチ幅も左右違っている。
パターンが出来る人ならわかるが、表裏と左右を一つ間違えたらデザイン画どうりに完成しない。
なんとかパターンが出来上がり、裁断、下仕事をへてミシンまとめに入りました。
全体の7割がパターン作成と言ってもいいぐらいで、
後は、合印を合わせながら縫い合わせて行けばミシンの出来る人ならだれでもできる作業です。
まづは、小と中から繋ぎ合わせますが、ポケットの仕切りになる革を一緒に縫い合わせます。
ファスナーの付いた3つのマチを作っておき、袋縫いでのまとめです
もっと工程の様子がわかれば良かったのですが、目が離せず私も大変・・・
胴体ほどある3段ショルダーバッグの完成です。
卒制の一環でガラス教室にも通って、ファスナー引手を取り付けるそう・・・
100%完成が見れなくて残念ですが、今頃は出来上がっている頃でしょう。
後は、卒業制作の審査を待つだけですかね・・・お疲れ様でした。
以前のバッグスクール講師の頃を思い出しながらの充実した日々でしたが、
約3ケ月、私も気が抜けなかった、今年一番大変な1ページで今年の投稿を閉めたいと思います。
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会員の皆さん、本年も元気を頂き、又、共に成長出来たことに感謝致します。
来年も楽しいもの作りが出来ますよう努力していきますので宜しくお願いします。
それでは、良いお年をお迎えください。