9月の夏日はとても少なく、
とうとう秋分の日を迎えることになりましたね。
秋分の日が来ると毎年思うことがあります。
工房をここ自由が丘に移し、教室をはじめこの秋で7年目がスタートする。
あっという間の6年でしたが、まだまだ始まったばかりでしょうか・・・
気持ちの良い一日の始まり、
こうして、工房のマンションをゆっくり見上げるのも初めてのような気がします。
変わり行く雲の流れを見ていると、ここに長いこと足を運び、
一生懸命にものつくりに励んでいる会員さん、また、ここを巣立っていった会員さんたち、
沢山の人達が訪れ、ここを育ててくれたことに感謝しながら、眺め佇んでいた朝、
これからまた、ものつくりの感動を与えられるように頑張ろうと思います。
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春には完成していました、Mwさんの、底マチ課題のトートバッグです。
素材は、リアルファーのハラコのゼブラプリントとオイルヌメとのコンビ、
Mwさんは、毎回ご自分で素材を決め手配されています。
胴版だけがハラコで、持ち手と底、内装のみつけはオイルヌメを使用しています。
口元はちょっと変わった作りです、バッグの胴版と内装を作った後に口元で見付を上にして
繋いで筒状にしてから、ひっくり返し内装の底を最後に縫う作りです。
ちょっとわかりずらいと思いますが、のちに教室のサンプルを見るとわかると思います。
Stさんの、通しマチ外まとめの課題、クラッチバッグ仕様に出来上がりました。
上質のキップレザーにしっかりと芯を貼り込み、コバは顔料仕上げです。
A4サイズが入るほどのクラッチバッグ、教室サンプルをそのまま大きくしたデザインですが、
かぶせ蓋に差し込み美錠をつけ紳士用のバッグとした使えるようにと・・・
息子さんように作った1作です。
お疲れさまでした。